デザインオプションは少ないWebnodeですが、機能は意外に充実しています。
Webnodeのテンプレートは編集できる部分に限りがありますし、編集方法も奇妙だと思いました。そのため、機能が不便かもしれないと思ったのですが、実際はサイトの機能性を拡大できる便利な機能が多いので感心しました 。ブログツールやネットショップなどサイトビルダーに必須の機能だけでなく、他のサイトビルダーでは見かけないような機能もいくつかあったのです。
これからご紹介する機能のほとんどは高価格のプランでしか利用できません。これについて詳しくは「価格について 」をご覧ください。
eコマース機能
Webnodeのeコマース機能はとても高度だとは言えませんが、小規模な小売店には十分でしょう。商品が何百種類もある場合は使いにくいと思います。しかし手芸ブログサイトで手作り商品をいくつか販売したい、ビジネスブログの読者に自分が気に入った文房具を売りたいなどの個人ブロガーには役立つはずです。電子書籍や音楽など、デジタル商品を販売することもできます。
ポップアップ画面で商品情報を編集でき、ネットショップの管理も簡単です 1
商品情報に関して、商品の説明や価格だけでなく、バリエーション(サイズや色など)の設定、在庫管理、商品ごとのプロモーションなどもできます。 商品カテゴリを作成でき、ネットショップのナビゲーションに反映することも可能です。まとめてインポート・エクスポートするオプションもあります。
Webnodeの注文管理画面も比較的便利だと思いました。支払い完了、出荷完了などを適宜設定できます。面倒なのは、注文管理や支払い・送料オプションの設定などのツールが商品ツールと切り離されていることです。商品ツールはエディタでポップアップ画面として表示されますが、それ以外のツールはダッシュボードに戻らなければアクセスできません。
使いにくいわけではありませんが、便利とは言えません。1つにまとまっていればよりスムーズに利用できるので、改善してもらいたいと思いました。
多言語サイト
Webnodeが他のサイトビルダーと差をつけているのは多言語サイトを作れることでしょう。他のサイトビルダーでも多言語サイトを作れますが、Webnodeだとスムーズにできます。
多言語機能を使うと、アーキテクチャ、ページなどサイトの様々なコンテンツを複製して、任意の言語のバーションを新しく作れます。 元の言語のコンテンツをすべてコピーするので日本語から他の言語にコンテンツを翻訳していけるのです。Webnodeはサイトの利用者のブラウザ設定などを基に、どの言語でサイトを表示するか判断してくれます。
このツールの最大の魅力は言語によらずユーザーエクスペリエンスをそっくりそのまま複製できることです。利用者が増えても一貫したブランドイメージを維持できます。他にも、技術的な部分やSEOも任せられますし、他のサイトビルダーよりスムーズです。
スタンダードプランでは2言語、「Profi」というプレミアムプランではいくつでも外国語のサイトを作れます。ただし、スタンダードプランより安いプランでは多言語機能を利用できません。
SEO ツール
SEOに関して、Googleの結果ページ上位にランクインするのに便利な機能がいくつかあり、すべてのページをここまで簡単に最適化できるサイトビルダーは珍しいと 思います。WebnodeのSEOはその点で他社サービスと差をつけているのです。
ブログ記事のURLをカスタマイズしたり、各ページでトップキーワードを含んだカスタム商品情報を表示したりすることができます。効果的なSEO戦略を導入することでGoogleの結果ページの上位にランクインでき、アクセス数の向上につながります。
WebnodeのSEO設定にはカスタムフッターコードや「検索エンジンからページを隠す」などのオプションがあります 1
一番注目したいSEO機能はカスタムHTMLヘッダーコードを埋め込めることです。Google Search ConsoleのツールのトラッキングIDなどを追加できます。これはSEOには必須ですね。他のサイトビルダーだとこのフィールドがなかなか見つからなかったり、HTMLコードに手作業で埋め込む必要があり、かなり面倒で時間が掛かりました。Webnodeはそのような課題を解決しています。
WebnodeにはWixのようなSEOチェックリストやガイドはありませんが、サポートにはSEO関連の記事がまとまっていて便利でした。SEOは簡単ではありません。多くのサイトビルダーは「SEOは簡単ですよ」とアピールしていますが、Webnodeは難しいSEOを現実的に分かりやすく説明しています。初心者に本当に役立つ資料があるのはとても良いと思いました 。
カスタムフォームビルダー
この機能は本当に気に入っています。Webnodeでは問い合わせフォームを自由にカスタマイズ でき、ブロックエディタで任意のフィールドを追加できます。名前やメールアドレスなどの基本的なフィールドだけでなく、ドロップダウンリスト、ファイルのアップロード、日付の選択などの高度なフィールドも導入できます。
コンテンツブロックメニューから空白のフォームオプションを選択するとWebnodeのフォームフィールドオプションを利用できます 1
On one hand, this feature lets you collect exactly the information you want from your site visitors. On the other, this process does take longer than using a contact form template, and having to build out a basic form from scratch might prove tedious.