複数の子会社を持つNTTエンタープライズは世界中にデータセンターを構えています。データセンターはNTTが直接所有しているものもあれば、子会社が所有しているものもあります。データセンターは中国、日本、アメリカ、ドイツ、イギリス、マレーシア、シンガポール、スペイン、フランス、オーストラリアにあります。
機能と操作のしやすさ
大企業や法人を対象にサービスを提供していますから、ハイエンドのクラウドサーバーで期待したい機能はすべて提供しています。NTTは以下のような重要な機能を用意しています。
- リレーショナルデータベースおよび管理ツール
- DNS管理
- コンテンツデリバリネットワーク(CDN)
- プロビジョニングおよびモニタリングサービス
目まぐるしいような環境で活動していて高度な機能が必要な法人レベルの顧客には以下のような機能が必要不可欠です。
- 高速自動クラウド:自動プロセスにより、NTTはあなたの組織のために短時間でクラウドサーバーを立ち上げることができます。
- 従量課金制: 利用時間に応じて料金を支払うので無駄を削減できる柔軟な料金制度。
- セキュアで冗長なインフラ:世界中にサーバーを分散させており、高度なセキュリティープロトコルを使用しているのでデータや商品をしっかり保護
NTTは法人レベルのプレミアムクラウドサーバーソリューションを提供しています。利用する場合は クラウドベースのサービスの運営やウェブサイトのセットアップについてしっかり理解している必要があります。プレミアムサポートサービスを利用することができるものの、初心者や思い付きで気軽に利用したいという人には向きません。
価格とサポート
NTTにはここで紹介しきれないくらいたくさんのクラウドサーバーソリューションがあり、それぞれニーズに合わせてスペックなどを変えることができます。詳しい説明や価格シミュレーションを提供しているのであなたのニーズに適したサービスにはいくらかかるのか見積もりを算出することができます。価格は以下のようなことに左右されます。
- 場所:各国のデータセンターにはその国の通貨でそれぞれの価格設定があります。
- ベアメタルサーバー:これはあなたのサーバーが稼働する機械のことで、CPU、メモリー、ストレージ容量によって決まります。
- OS:一部のオペレーティングシステムは無料(そのほとんどはリナックスベースのOS)であるのに対して、月額料金がかかるものもあります。
- ストレージ容量:通信速度とストレージ容量に料金がかかる場合もあります。
- 帯域幅:10 Mbpsまでは帯域幅が無料ですが、それより高速だと課金されます。
既に設定済みのベアメタルマシンを利用するために料金を払う代わりに、独自でRAM、CPU、ストレージリソースを選択することもできます。リソースは利用時間で従量課金され(または利用時間で計算された月額料金がかかり)、ソフトウェアには毎月固定料金がかかります。
ハイエンドのクラウドホスティングサービスでは期待されることですが、NTTはセキュリティーや可用性などのための管理されたホスティングサービスも提供しています。サービスにはすべて同じサポートを利用することができます。サポートはほとんどの場合でチケット制ですが、アメリカや日本など一部の地域では電話サポートも提供しています。