ここまでの調査結果は一貫して悪かったですが、サポートはさらに悪いことが分かりました。GoDaddy以外にもサポートセンターを海外に移転しているホスティングサービスはあります(InterSever や A2 Hosting などの質が良いウェブホスティング会社でさえも海外移転しています)が、GoDaddyのサポートは最悪です 。
エキスパートが24時間年中無休でライブチャットに応じていると宣伝していますが、実際にはライブチャットで問い合わせても毎回かなり待たされますし、全然利用できない時もあります 。私がライブチャットで問い合わせたときに対応してくれたとしても、役に立ちませんでした。
また、電話サポートもありますが、高くは評価できません。
まず、サポートスタッフはほとんど英語が話せず、自分の会社について全く理解していませんでした。どんなサービスを提供しているのか、プランの違いは何なのか分からなかったようです。ウェブホスティングの仕組みも理解していませんでした。 GoDaddyのパフォーマンスが悪かったことを指摘したら、「これ以上のパフォーマンスは無理です」とあっさり認めたのは悪印象です。
電話サポートは時間の無駄でしたし、何度も通話が途切れたり質問に答えてくれなかったりしました。 途切れたらもう一度掛け直して対応してくれるのを待つ必要があり、前の会話の内容は保存されていませんから最初から説明しなおさなければなりません。その間にまた通話が途切れることもありました。
以前の問い合わせを追跡したり、大きな問題を解決したりすることはできませんでした。読み込み画面のまま、にっちもさっちもいかない状況だったのです。
プレセールスのスタッフとチャットしたときにはサービスが本当に素晴らしいと嘘をつかれました。宣伝用の原稿をそっくりそのままコピー&ペーストしていたのです。正しくペーストしなかったときもありました。
プランの違いを質問したのですが、彼女は違いを知らなかったようです。 彼女は最初に「一部のプランにSSL証明書が含まれています」と説明していたのですが、その後で「一番高いプランにしか含まれていません」と言い、話が矛盾しています。また、どのプランがWordPressに対応しているのか分からず、私に合っているのがどのプランなのかはっきり説明できませんでした。このやり取りは1時間ほど続いたのですが、全く役に立ちませんでした。
対応には本当にがっかりしました。
WordPressをインストールするのをサポートして欲しかったため、テクニカルサポートにその旨をはっきり伝えました。
サポートスタッフは「ご用件は何ですか?」と返信しました。
私はもう一度同じことを繰り返します。「WordPressをインストールするのを助けてほしいのですが。」
今度はどんな問題に遭遇しているのかと聞かれました。
もう一度、WordPressをインストールしたいのだと言いました。
同じようなやり取りを何度か繰り返した後、Installatronを使うように言われました。
次に、ドメインを接続するのを助けて欲しいと言ったところ、サポートスタッフは「接続はすでに完了しています」と何度か念を押してくれたのですが、実際は接続されていませんでした。 ドメインは自動的に接続されるわけではありませんし、GoDaddyで登録したドメインでもありませんから、手作業で接続する必要があるのです。
きちんとしたサポートスタッフならDNS浸透テストを実行して、ドメインがどこに指定されているのか確認してくれるはずです。しかしGoDaddyのサポートスタッフは嘘をついたのです。このチャットでは相手からなかなか返信が届かず、会話が進むのにかなり時間が掛かりました。
担当者はきっと他に数十人のユーザーの対応をしていたのでしょうが、なかなか回答してくれないのはもどかしいものです。
自分でドメインを設足できるように、やっとのことでネームサーバーの情報を教えてもらうことができたら、チャットを終了しました。これで一件落着かと思いきや、サポートが教えてくれたネームサーバーの情報は間違っており、うまくいきませんでした 。結局自分で問題を解決する羽目になりました。
テーマやWordPressのセットアップで質問をしたかったのですが、ライブチャットは最低でも数時間利用できない状態で、結局諦めてしまいました。
後でサイト最適化について助けを求めたところ、興味深いことが起きました。数人のサポート担当者にメッセージを送ったのですが、毎回なぜか1、2回で切断されてしまったのです。最後に応じてくれた担当者は「WP Smushをインストールすると良いですよ」とアドバイスしてくれました。悪いアドバイスではありません。
それでもページのロード時間は2.2秒で遅い方です。
「これ以上は無理ですか」と皮肉を言ったところ、皮肉だったことが分からなかったらしく、「そうです、これが最高速度です!」と嬉しそうな返事が送られてきました。
担当者が「これが精一杯です」と言うのであれば、信じるしかありませんね。
チャット画面のスクリーンショットの多くは省略しました。理由はお察しの通りです
WordPressホスティングプランでサイトの問題が発生したのでサポートに連絡したところ、前回ほどひどくありませんでした。しかし、担当者の対応には不安を感じました。というのも、簡単な質問だったにもかかわらず、奇妙なほど複雑な回答だったからです。説明します。
インストールウィザードを使ってWordPressを設定する際、自分でパスワードを設定するわけではありません。アカウントダッシュボードにあるリンクでWordPressの管理画面に直接アクセスできるからです。ここまでは問題ないのですが、私が何かをした後(何をしたかは忘れましたが)、そのリンクが使えず、WordPressにログインできなくなってしまったのです。奇跡的にサポートにはすぐ繋がったものの、「パスワードをリセットするにはどうすれば良いですか?」と質問したところ、非常に奇妙な回答が返ってきました。
確かにこれでうまくいくでしょうが、もっと簡単な方法があるはずです!
WordPress経験者であれば、ログインページに「パスワードをお忘れですか?」というボタンがあることをご存知でしょう。そのボタンをクリックすれば簡単にパスワードをリセットできます。しかし、GoDaddyの場合、データベースに入ってパスワードを再設定するよう指示されたのです。必要以上に面倒なやり方で、笑ってしまいましたが、サポート担当者がいつの間にかこの作業を行い、新しいパスワードを教えてくれました。問題を解決できたので満足しましたが、まったく奇妙な体験でした。