2007年に設立されたBanaHostingは安定したウェブホスティング(共有、再販、VPS、クラウドホスティング、専用サーバー)の他にドメイン名取得サービスなどを提供しています。英語とスペイン語に対応しており、何千人もの利用者がいます。アメリカとイギリスにサーバーがあります。
BanaHostingのサイトはあまりきれいとは言えませんが、必要な情報がきちんと掲載されていますし、ナビゲーションしやすいデザインです。英語とスペイン語で表示でき、価格は米ドルで表示されているので主にアメリカの利用者がターゲットのようです。
機能と使いやすさ
BanaHostingはLinux向けに3つの共有ホスティングプランを提供しています。Bana-スターターデラックス、Bana-プロフェッショナルデラックス、Bana-コーポレートデラックから選べます。3つのパッケージは以下の点で共通しています。
- SSDディスク容量無制限
- 帯域が無制限
- 無料SSL証明書
- LiteSpeedウェブサーバー
- 無料RVsitebuilder
- cPanel
- PHPに対応(5.3~7.3)
- Softaculous・Fantastico Deluxeの自動インストーラ
- 99.9%稼働率を保証
プランによってホスティングできるサイト数が違います。一番安いプランだと1つ、高価格なプランだといくつでもサイトをホスティングできます。スタータープランではアメリカのサーバーしか利用できませんが、他の2つのプランではアメリカかヨーロッパのデータセンターから選べます。
最大の魅力は、ホスティングアカウントで管理するドメインはすべてSSDディスク容量が使い放題で無料SSL証明書付きだということです。SSDドライブだとサイトの全体的なパフォーマンスがアップしますし、SSL証明書はセキュリティ対策に必要不可欠です。
BanaHostingは業界標準のcPanelを採用しており、サイトの作業を1つのダッシュボードでまとめて簡単に管理できます。また、SoftaculousとFantastico Deluxeという2つのアプリケーションインストーラがあるので人気のCMSアプリ、掲示板、ブログ、ネットショップ、Wiki、CRM、写真ギャラリーなどを利用できます。手作業でデータベースを作成しなくて良いのが便利です。
BanaHostingは3つのプランでRVsitebuilderの無料版を利用できるので、コーディングなしで一からサイトを作成できます。業界最高のサイトビルダーではありませんが、操作方法がとても分かりやすく、サイトをしっかりデザイン、カスタマイズできます。様々な業種のテンプレートが1000種類用意されています。テキスト、画像、列、表など様々な要素も追加できます。
3つのプランはWordPressに完全対応しているので無料テーマ(数百種類)とプラグイン(数千種類)をカスタマイズして本格的なブログを作成できます。
BanaHostingのウェブホスティング機能は基本をカバーしていますが、それ以上の特徴はありません。高度な機能を手頃な価格で利用したい方はオススメのウェブホスティング比較をご覧ください。
価格とサポート
同等のウェブホスティングサービスと比べるとBanaHostingのプランはとても手頃な価格だと言えます。支払頻度は毎月、四半期、半年、1年、2年、3年ごとから選べます。契約期間が長いほど割引率が高くなります。
BanaHostingの共有ホスティングプランには30日返金保証と100%無料サイト移転サービスがあります。
ホームページには知識ベースがあり、役立つ記事やガイドがいくつかありますが、充実しているとは言えません。BanaHostingのカスタマーサポートは満足できませんでした。チケットでしか問い合わせることができません。ライブチャット、メール、電話などには対応していないのです。チケットでいくつか質問したのですが、3日待っても返信はありませんでした。