基本・応用プロジェクト管理機能で全プロセスを合理化
NetSuiteのプロジェクト管理機能は、主に顧客管理に必要不可欠な管理ツールを提供しています。例えば、プロジェクトの所要時間、連絡先、取引を追跡できるツールがあり、便利ではありますが、基本的には顧客記録の作成に役立つ機能であり、プロジェクト管理のニーズをすべて満たすには不十分かもしれません。
NetSuiteのプロジェクト管理機能を有効にすれば、より高度なプロジェクト管理にアクセスできますが、追加料金を支払う必要があります。これらのアドバンスツールを使えば、初期の計画段階から顧客請求に関する最終的な作業まで、ワークフローのすべてのステップを管理できます。
プロジェクトスケジュールで簡単タスク管理
プロジェクトスケジュールタブはプロジェクトワークスペースのコアとなる機能で、各プロジェクトのタスクの作成、編集、割り当て、追跡ができます。各タスクについては、開始日、終了日、ステータス、担当者、作業時間とコストの見積もりを確認できます。チームメンバーの進捗状況の更新、作業時間の記録、メモの追加、タスクにファイルアップロードなど様々な操作が可能です。
また、関連するタスクを設定して、プロジェクトのフェーズを管理することもできます。例えば、終了から開始(FS)、開始から開始(SS)、終了から終了(FF)、開始から終了(SF)の関係を設定できます。さらに、[指定日までに終了] (FNLT) という依存関係を追加したり、間にタイムラグがあるタスクを作成したりすることで、ワークフローの簡単カスタマイズが可能です。
複数のタスクビューで異なるプロジェクトフェーズに対応
NetSuiteは、主に「計画、追跡、比較」という3 つの手段でタスクを可視化できるようになっています。計画モジュールでは、各タスク間の関係、作業とコストの見積もりレベルを確認することができ、プロジェクトのスケジュール作成に最適です。一方、追跡モジュールでは、現在のタスクの進捗状況を確認したり、予定日とベースラインの日付を比較することができ、更新が多いプロジェクト作業などに便利です。
比較モジュールでは、目標日や見積もり作業時間など、タスクに加えた変更をハイライト表示できます。これにより、プロジェクトの当初の計画と現在の計画を簡単に比較し、効率性を確認することができます。
さらに、「ガントチャートビュー」からタスクを見ることができ、タイムライン上にプロジェクトを表示し、タスクの進捗とマイルストーンを明確に提示することができます。NetSuiteのガントチャートはデザイン性に優れ、非常に見やすくなっています。また、プロジェクトスケジュールを拡大したりスクロールすることができます。また、クリティカルパスのような重要なメトリクスを強調表示することもできます。
効率的なリソース管理
NetSuiteでは、従業員や外注業者をプロジェクトリソースとして管理し、プロジェクトや個々のタスクに割り当てることができます。各リソースは、定義された役割(例:アシスタントマネージャー)を設定し、休日や休暇などの勤務日と非勤務日を指定した個別の勤務カレンダーを作成できます。
リソース割り当て機能は特に便利で、適切なリソースを「予約」して、そのリソースが利用可能かどうかやスキルセットに基づいて特定のプロジェクトに割り当てることができます。このツールを使えば従業員の利用状況やプロジェクトへの貢献度を把握し、生産性を高めることができます。
柔軟なプロジェクト請求機能
NetSuiteは、請求書発行プロセスを効率化したり、予想される利益率を把握するのに役立つ様々な請求書発行ツールを提供しています。
「プロジェクト開始前に決まる固定料金」、「あらかじめ設定されたマイルストーンに基づく増分請求」、または「プロジェクトに費やされた材料、リソース、時間に基づく請求形式」の3つの請求オプションがあり、最終金額を柔軟に設定することができます。プロジェクトの種類に応じて、特定の請求スケジュールを作成し設定することもできます。