Designhill 評判 2024 – お金を払う価値があるのでしょうか？

自称「ナンバーワン」は大胆ですよね

Designhillは2014年に始まったインドの技術ベンチャー企業で、すでに大企業が競争相手となっています(Fiverr1はその一つです)。それ以来、7万以上のデザイナーコミュニティーに成長しており、業界最大というわけではないものの、十分充実していると思います。

しかしDesignhillはナンバーワンなのでしょうか？ 客観的に答えることは不可能だと思います。

サイトは複数言語に対応していますが、すべてGoogle翻訳で翻訳されています。スペイン語の翻訳を確認したところ、サイトが使えないほど意味不明の翻訳だとは言いませんが、機械翻訳だという印象です。機械翻訳は悪くはないものの、サイトすべてを翻訳できるほどではありません。

対応している言語：アラビア語、ブルガリア語、カタロニア語、中国語（簡体字）、チェコ語、デンマーク語、オランダ語、フィンランド語、フランス語、グルジア語、ドイツ語、アイルランド語、イタリア語、日本語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、スウェーデン語。

ロゴのテキストはプレーンテキストの欄に入力できればどんな言語でも大丈夫のようです。

そのため、日本語のロゴをプロにデザインしてもらうユニークな方法だと言えます。日本のデザインスタジオに依頼するより経済的です。

ロゴのほかにもTシャツからLinkedInプロフィールのカバー画像まで、ありとあらゆるグラフィックデザインのためにデザイナーを雇うことができます。では、Designhillはあなたにピッタリのサービスと言えるのでしょうか？ 見ていきましょう。

このレビューではWebsite Planetのために新しいロゴをデザインしてもらうことにしました。最高のロゴを手に入れるために大手ロゴデザインサービスをすべて試しています。

種類は豊富、機能も十分

このようなサービスはみんな同じですが、Designhillはコミュニティーベースのサービスです。つまり、コミュニティー機能、競争、ユーザー間のやり取りが強調されています。そのため、コンテストを開催することにした場合、応募されたロゴの質はまちまちで、その中から気に入ったものを選ぶことになります。

Designhillではコンテストを開催するほかにも1対1でデザイナーを雇うことができます。

コンテストを開催する方法は比較的簡単です。どんなデザインがいいのかアイデアの説明文を投稿したらデザイナーはアイデアを応募してくれます。たくさんのデザイナーに応募してもらえるように、コンテストが目立つようにしたい場合、追加料金を払うこともできますし、高評価のデザイナーがコンテストに応募してくれるようにお金を払うこともできます。他にもDesignhillでは追加料金を払うことで色々なことが可能になります。

デザイナーのプロフィールでは過去の実績を確認したりレビューを見たりすることができ、直接デザイナーを雇うこともできます。もちろんデザイナーの評価もあり、コンテストの優勝回数、デザイナーをフォローしている人の数などの統計情報も見ることができます。

1対1でデザイナーと作業したり、コンテストを実施したりする場合、いつでもデザイナーに問い合わせることができます。直接メッセージを送ったり、あなたのためにデザインした画像に対してコメントも投稿できます。

最も安価なプランではコンテストの期間は5日間です。ロゴの配達までの所要時間はデザイナーとあなた次第です。確認したところ、何回でも校正してもらえるそうです。ただし、対応してくれるのは小さな校正だけです。優勝したロゴから全く違うデザインに変更してもらうのは例外です。追加料金を払わずに何度も小さな校正を依頼するとデザイナーからお金を払ってほしいと言われるかもしれません。相手は商売でやっているのですからそこはマナーを守って利用しましょう。

デザイナーの数が多いので、多種多様なデザインが応募されます。また、一人のデザイナーが複数のデザインを投稿することもできるため、多くのデザイナーは複数のアイデアを投稿しています。優勝したいからでしょうね。コンテストにつき投稿できるデザインの数に上限はないようですが、最も安いプランでは1人のデザイナーにつき4つのロゴまでしか応募できないようです。

利用可能なファイル形式には以下のようなものが含まれます：JPG、PNGやBMPなどの可逆性ファイル、PhotoshopやAdobe Illustrator用のアプリケーション向けPSD形式、アプリケーション間でスケーラブルなEPS形式、さらにはGIF形式にも対応しています（GIFは使わないと思いますが）。別の形式を指定することも可能ですが、すべてのデザイナーが指定したファイル形式を作成できるという保証はないので注意しましょう。

（ファイル形式に関して詳しくはこちらの記事で画像ファイル形式の関する基本的な知識を説明していますのでご覧ください。）

最後に、Designhillは本当に色々なデザインサービスを提供しています。サイト、Tシャツ、タトゥー、文房具、パンフレット、車両ラッピングなど、本当に色々なものをデザインできます。

一番安いプランでもたくさんのデザインを応募してもらえます

私がこのサービスを利用した感想でも詳しく説明しますが、価格のページに記載されている「期待できるデザイン数」は最低でもこれくらいのデザインが応募されるはずという意味のようです。私たちはコンテストが目立つように表示されるために追加料金を払いましたが、100件以上の応募があるとは思いませんでした（このレビューを執筆している今でも投稿数は増え続けています）。デザイナーの数は他のサイトより少ないようですが、本当に活発に応募してくれます。

コンテストに応募してもらえるようにデザイナーにインセンチブを与えることも可能

コンテストを行って、あるデザイナーが気に入ったとしましょう。そのデザイナーをコンテストに「招待」することができます。コンテストに参加すれば優勝する可能性が高いとデザイナーに知らせることができるということです。しかし本当にそのデザイナーに応募してもらいたい場合、追加料金を払って「有料で招待」することもできます。価格はもう少し高くなりますが、高品質の作品が応募される可能性も高くなります。

プロジェクトをプライベートに

準備ができるまで他社に新しいロゴを見られないようにしたいですか？ ロゴができるまでマスコミに新しい商品を開発していることを知られたくありませんか？

少しお金がかかりますが、必要に応じてプライバシーと守秘義務契約書を購入できます。

無料相談にも対応

必要なサービスはどれなのかいまいち分からない場合は無料で相談することもできます。ただし、相談に対応している人は販売者なのでアップセルされる可能性は極めて高いでしょう。それでもDesignhillはとても大きなサイトですし、使い慣れるのにやや時間がかかりますから相談できるのは便利だと思います。

私がDesignhillを利用した感想

前にも書きましたが、私はWebsite Planetの新しいロゴを作りたいと考えています。最高のロゴを作ってくれるのはどのサイトなのか試験するため、大手サイトをすべて試しているのです。

今回は最も安価なコンテストパッケージを選び、トップのデザイナーが参加してくれるように追加料金を払い、目立つように表示されるようにするためにも料金を払いました。パッケージには約20件のデザインが応募されると書かれていました。3日後に確認したところ、141件の応募がありました。1か月以内のこのレビュー記事を書き終わりたかったため、これで十分だということにしました。応募された作品をいくつかご紹介しましょう。

右上のデザインは準決勝まで勝ち残りました。
ロゴをそれぞれ評価するのが比較的簡単なUIになっており、フィードバックを投稿することを勧めています。

今回は本当に投稿数が多かったのでフィードバックは書きませんでした。141件もの応募があったのでそんなことをしている暇はありませんね！

こんなに応募されると絞り込んだり整理したりするのは面倒です。特定のデザイナーからのエントリーはすべてボツにして作業を早く進めようしました。しかしそうするとページが更新され、1ページ目に戻ってしまいます。UIで発生した問題の一つはそれでした。

最高のデザインにできるだけ短時間でたどり着きたいならフィードバックを書かない代わりにエントリーの下にある「お気に入りに追加」ボタンを利用しましょう。お気に入りにいくつかデザインを追加したら絞り込むのが格段に簡単になります。141件のエントリーを18件に絞り込むことができました。かなり少なくなりましたね。

次に、18件すべてを校正してもらうこともできたはずですが、18件のロゴプロジェクトを同時に行う暇はありません。Website Planetのニーズ（小さな画面でもきれいに表示できることなど）と全体的な見た目を考慮して、ロゴを7件に、そして4件に絞り込むことができました。最終的に残ったのはこの4つのデザインです：

すべて良いコンセプトですし、気に入りました。1つ目は賢いデザインだと思います。2つ目は素敵なレトロデザインですし3つ目にはロケットがあります。4つ目も賢いデザインだと思います。一番重要なことはこれらはすべてWebsite Planetのサイトのニーズに合っているということです。

最終的には一番かっこいいと思ったロケットのデザインを選びました。Somaniというデザイナーさんによる作品です。おめでとうございます！

まじめなロゴでも面白いものが可能
次は確認と引き渡し作業です。確認作業に取り掛かりましょう！Somaniに校正をお願いするメッセージを送ろうとしていたところ、デザイナー側から校正してほしい部分はあるかというメッセージが届きました。

とても小さな画面ではロケットの細かい部分がきれいに表示されないと思ったので、ロケットの窓は削除して、ロケットをもう少し大きくしてほしいとお願いしました。

心の中の5歳児の僕はロケットの窓は削除したくありませんでしたが、ロケットが小さければロゴの下にある縦線とピッタリ合うと思ったのです。また、2組のロゴマークをセットで作成できないかお願いしました。1つは小さな画面用にやや大きめのロケットがついたロゴ、もう1つは大・中サイズの画面ように元のロゴが欲しいということです。

デザイナーの方はそれに合意してくれてファイルを送ってくれ、私は支払いを許可しました。それだけです。優勝者を選んでから引き渡しまで3時間しかかかりませんでした。私は夜遅くに仕事をしているのでデザイナーと同じ時間帯にやり取りできたのも短時間で完了できた理由の一つですが、優勝者を選んだ後の作業はスムーズに完了し、簡単でした。

この規模のサイトでこれほどの機能があるということは、少し使いづらくなってしまうのは仕方がないですね。機能が多いと複雑になってしまうからです。しかし全体的に作業内容が分かりやすく表示されているのは良いと思います。次のステップにはいくつか選択肢があることが多いのですが、選択肢はかなり分かりやすく書いてあるのであなた次第で次の操作が変わってきます。

しっかりガイドしてくれます

他のサイトでは支払いまでのステップは簡単だけど、支払いが済んだら後は自己責任という場合があります。しかしDesignhillはほとんどすべての部分に関してしっかり説明しています。

また、コンテストを開催しているときには概要をしっかり書く方法、デザイナーと効果的にやり取りする方法などを説明してくれます。説明が多すぎると思う人もいるかもしれませんが、これほど複雑なサイトなら説明が多い方がいいと思います。

コンテストを開始する前に保存できる

では、重要な機能について説明しましょう。概要を書いたりお金を用意したりするために、コンテストやプロジェクトを公開しないで保存しておける機能です。ここまで私がレビューしてきたロゴデザインサービスにはすべてこの機能がありますが、万が一保存機能のないサイトに出会った場合、使いやすさのスコアは低くなるでしょう。

名刺や洋服にもロゴを印刷できる

ロゴは名刺やTシャツなど印刷できます。ただし、カスタム印刷サービスは今のところ、名刺と洋服だけのようです。

使い始めるのは全体的にそれほど大変ではありません。デザイナーを検索するには無料アカウントに登録する必要があります（見られるコンテンツに制限はないようですが、ログインしないとデザイナーを見ることはできません）。過去の実績やレビューを確認できます。デザイナーと作業を始めると、簡単にコミュニケーションをとることができます。

アイデアを説明するのは大変ではありません。どのサービスを利用したいのか選択し（ロゴデザイン）、一覧からビジネスのカテゴリを選択し、基本的な内容を入力し、参考画像があればそれをアップロードするだけです。コンテストを開催中にはいくつかの質問に答えてさらに磨きをかけることができます。

コンテストの管理も比較的簡単です。友達に気に入ったロゴに投票してもらえるようにアンケートを実施したり、ロゴを絞り込むために評価ツールや並べ替えツールもあります。さらに、ロゴを削除することもできます。本当にたくさんのロゴが一気に応募されるため、このようなツールは本当に便利です。しかし、たくさんのロゴを一括で処理できるツールもあればいいと思います。

サポートは充実していていつでも利用可能

題名の通りです。私が問い合わせた時には質問に素早く詳しく答えてくれましたから、文句はありません。

親切に対応してくれるサポートスタッフのほかにもDesignhillには知識ベース・ヘルプセンターがあり、利用者とデザイナー両方のためにアドバイスを掲載しています。知っておきたいことはほとんどすべて書かれています。他のサービスでもそうですが、知識ベースを探すよりGoogleで検索した方が探している情報を素早く見つけることができると思います。Googleのアルゴリズムには頭が上がりませんね。

ブログがあり、デザインに関する情報を知りたい人に役立つと思います。デザインの世界は初めてという場合、どんなデザインが欲しいのか、必要なデザインはどのようなものかはっきりさせるためにブログを見てみるのがいいかもしれません。

直接サポートに問い合わせる場合、チケット、電話サポート、ライブチャットなどの方法で問い合わせることができますし、直接メールを送ることもできます。私はメールは送ってみませんでしたが、サイトにはメールアドレスが書かれていなかったのでライブチャットでアドレスを聞いてみました。

電話サポート

電話サポートはアメリカの電話番号しか利用できません。月曜から金曜、午前9時から午後6時まで利用できます。週末や祝日に電話した場合、留守電にメッセージを残すことになります。私が利用したとき、最初は接続に問題があり、いきなり切断してしまったりしたのですが、メキシコからスカイプで通話していたため、私の方で問題があったのかもしれません。

請求書について説明してほしいとお願いしたところ、とても詳しく分かりやすく説明してくれました。スタッフの方は何度か同じことを言ったものの、カスタマーサポートではありがちなことです。

サポートチケットシステム

請求書のメールをなくしてしまった場合、サイトのどこで請求書を確認できるかという内容のチケットを送信しました。3時間以内に回答が届きました。

ライブチャット

ライブチャットシステムは電話サポートと違って24時間週7日間いつでも利用できます。使用権はどのようになっているのか質問してみました。また、ビジネスで利用するときには追加料金がかかるのか質問しました（追加料金を払う必要はないそうです）。対応してもらえるまで数分かかりましたが、それほど長くはかかりませんでした。私の前に対応してもらっている人はいなかったようです。もっとたくさんの人が対応を待っている場合、メッセージを送信してメールか電話で回答を待つことができます。

それでも価格は納得できるはずです。支払い方法はマスターカード、Visaカード、PayPalに対応しており、Payoneerにも対応しているようです。

最も安価なプランでは20件、一番高価格のプランでは80件のロゴが期待できます。前にも書きましたが、実際に投稿される数はコンテストによって違います。

最も安いプランでは1人のデザイナーにつき4つのロゴまでしか投稿できないのに対して、他のプランでは何件でも投稿できます。他には高評価のデザイナーに依頼できることやソーシャルメディアやDesignhillのニュースレターでなどでコンテストを宣伝したりできるなどの特典が付いてきます。

最も高価格なプランでは1回無料で「有料で招待」という機能を使えるため、気に入ったデザイナーを招待することができます。

無料でロゴのサンプルを見ることはできませんし（デザイナーを悪用するリスクが高いのでしょう）、ビジネスで利用しないという場合向けの安いプランはありません。

前にも説明した通り、校正の回数はデザイナーとあなたの常識次第です。何度も校正してもらう必要がある場合はデザイナーにお金を払って依頼できます。

すべてのプランで100%返金保証が適用されますが、以下のような条件付きです。

• あなたが確実に優勝エントリーを選べるということが保証されたコンテストというものはありません。誰かが確実に収入を得ることになります。デザイナーにとっては都合が良いですが、返金できなくなってしまいます。
• 返金は60日以内に申請する必要があります。
• 優勝エントリーを選ばなかった場合は返金の対象外です。

最後に、Designhillから送られてきた請求書はすべてPDF形式でダウンロードすることができます。これはかなり便利だと思います。

使用権

他のコンテストサービスと同じようにDesignhillではすべての使用権があなたのものになります。好きなようにロゴを使えますし、好きな場所に掲載することができます。