ニーズに合ったクラウドホスティングサービスを見つけるのは簡単なことではありません。ホスティング企業はそれぞれ価格設定が大きく異なりますから、
公平に比べるにはどうすれば良いのでしょうか? 必要な機能だけ利用できる妥当な価格のプランなのか、必要のない機能が多くて高いサービスなのか見極めたいですよね。
クラウドホスティング企業は増えてきていますが、クラウドホスティングと一言で言っても、プランのサービス内容は会社によって大きく異なります。サービス内容がはっきりしていないこともありますし、クラウドホスティングがマネージドなのか、アンマネージドなのか見極めにくいこともあります。
ニーズに合ったサービスを見つけるために、AWS、Google Cloud、Microsoft Azureの3大ブランドだけでなく、知名度の低いサービスも比較しました。あまり知られていなくても、素晴らしいクラウドホスティングプランがあるのです。
お急ぎですか? 2024年におすすめのクラウドホスティングサービスはこちらです!
おすすめのクラウドホスティングサービスの評価項目
クラウドホスティングはプランごとに内容が大きく異なりますが、この記事でご紹介するサービスは以下のようなことが共通しています。
安定性と稼働率 。
クラウドホスティングの最大の魅力の1つは安定性でしょう。1つの物理サーバーに依存していないからです。ただし、安いクラウドホスティングサービスだとコスト削減のために何かを妥協していることがあり、結果的に安定性と稼働率に悪影響が出てきます。おすすめのクラウドホスティングサービスは安定性と稼働率が高いのが特長です。
リソースが多い 。
共用レンタルサーバーから移行する場合、ストレージと帯域が無制限のホスティングプランを見たことがあるかもしれません。本当にストレージと帯域が使い放題なのはあり得ませんが、クラウドホスティングはレンタルサーバーよりストレージ、メモリ、処理能力、帯域が多いのは事実です。このランキングのホスティングサービスはエントリーレベルのプランでもリソースがとても充実しています。
複数の場所にサーバーを配備 。
クラウドホスティングは何千個ものサーバーが同時に動作していますが、この記事でご紹介しているクラウドホスティングサービスはサーバーの位置を選べるので、利用者に一番近いものを選択できます。
使いやすさ。
マネージドでないクラウドホスティングは共用レンタルサーバーより難易度が高い傾向があります。そこで、この記事では簡単に使い方を習得でき、知識ベースやチュートリアルも充実しているホスティングサービスを厳選しました。
簡単にスケールアップ・スケールダウンできる。
おすすめのクラウドホスティングプロバイダはサイトの成長に合わせてホスティングプランのリソースを追加しやすくなっています。アクセス数が急増した時も障害が発生しにくいので安心です。
1. Liquid Web:最高のサービス保証があり、パワフルなクラウドホスティングサービス 1
Liquid Webはあらゆるニーズに合ったクラウドホスティングソリューションを提供しています。以下のようなホスティングを選べます。
WordPress・WooCommerce向けクラウドホスティング
VPSクラウドホスティング
専用クラウド
VMwareプライベートクラウド
Liquid Webのクラウドホスティングプラン 1 は安くありませんが、予算が少ない場合はシングルサイト向けのマネージドWordPressクラウドホスティングプランがお得です。長期プランに加入する必要もありません(毎月の支払いを選んでも追加料金は掛かりません)。
さらに、他のホスティングとは違い、
Liquid Webは毎月の帯域制限を超えてしまっても追加料金を請求されたり、サービスが停止されたりすることはありません 。「アップグレードしませんか」という連絡がありますが、サイトはダウン状態にならないので安心です。通信が急増した場合も同じプランを使い続けられます。
Liquid Webの最大のデメリットは、1~2年契約を前払いしても返金保証がないことです 。毎月支払うプランの場合、登録から数日以内であれば返金してもらえますが、Liquid Webによると「原則として1年プラン以上を返金することはない」のだそうです。
特長
独自のデータセンターを使用 。
ホスティングプロバイダは一般的に自社サーバー以外にも他のプロバイダのサーバーを使用していますが、Liquid Webは独自のデータセンターだけを使っています。アメリカとヨーロッパだけでも25,000個以上のサーバーがあります。
サービス品質保証制度が素晴らしい 。
これまで調査してきたクラウドホスティングサービスの中でLiquid Webのサービス品質保証制度(SLA)は最高だと思います。一般的にSLAは一定の稼働率を保証するものですが、Liquid Webは以下も保証しています。
最初の問い合わせにヘルプデスクが59分以内に対応 。
1時間以内にヘルプデスクから返信が届かなければ、1時間以上停止した分の10倍のクレジットを入手できます。
稼働率100%保証 。
サイトが少しでもダウン状態になった場合、その時間の10倍がクレジットとして届きます。
30分ハードウェア保証 。
専用のサーバーハードウェアで故障が発生し、30分以内にLiquid Webが問題を特定できなかった場合、それ以上の時間分の10倍がクレジットとして届きます。
フルマネージドホスティングが標準 。
Liquid Webのクラウドホスティングサービスはすべてフルマネージドなので、サーバーのアップデートやセキュリティ対策を心配する必要はありません。さらに、デベロッパーを雇わなくても複雑なサーバーを構成でき、既存のサイトの移転も任せられます。また、クラウドVPSプランではセルフマネージドサーバーを使うこともできます
クラウドバックアップは100GB 。
Liquid WebのクラウドVPSプランでは毎日クラウドへ100GBもバックアップでき、いつでもデータを復元できます。また、WordPressプランだとバックアップは30日間保存されます。
詳しくは
Liquid Webの詳細レビュー をご覧ください。
4大陸に13個のデータセンターが立地していて、Kamateraはアメリカ、ヨーロッパ―、イスラエル、香港にサーバーを配備しています。
Intel Platinum 8270プロセッサを採用しているため、サーバーは高速でパワフルです 。たくさんリソースを必要とするサイトでも必要なパフォーマンスを確保できます。
Liquid Webの稼働率保証には敵いませんが、Kamateraも99.95%稼働率保証があります。トラブルに遭遇した場合テクニカルサポートは24時間年中無休で対応していますが、英語だけなので日本語はNGです。また、
フルマネージドサーバーを選ぶこともできます(毎月の価格は固定されています)。
Kamateraのフルマネージドサーバーとマネージドサーバーはサポートが違います。フルマネージドプランを選ぶと、専門スタッフがサーバー管理をすべて行ってくれるので、システム管理者を雇う必要はありません。マネージドサーバーだと監視とメンテナンスを任せることができますが、毎日のシステム管理は自分で行うことになります。
特長
完全にカスタマイズ可能 。
シンプルで構成済みプランを選べるだけでなく、Kamateraではクラウドサーバーのセットアップを自由にカスタマイズできます。プロセッサ数、RAM、ストレージ、IPアドレス、データセンター、OS、cPanelやPleskなどのアドオンを選べます。cPanelとPleskは日本語に対応しています。
OSオプション 。
Kamateraでは様々なOSを選ぶことができ、最新版にも対応しています。以下のOSバージョンを利用できます。
CentOS Linux v5-8
CloudLinux v5、v6
Debian GNU/Linux v7-10
FreeBSD v9-12
FreeNAS 11
Ubuntuサーバー 12.04-18.04
Windowsサーバー 2008-2019
30日間無料トライアル 。
登録にはクレジットカードが必要ですが、Kamateraの30日間無料トライアル 1 で試用できます。トライアルではKamateraのクラウド管理プラットフォームの全機能を試すことができ、1万円相当の構成のクラウドサーバーを1つ、専門のアカウントマネージャー、24時間年中無休のテクニカルサポートを活用できます。無料トライアルが終了すると、ニーズに最適なクラウドサービスについてアドバイスしてくれます。
素早くスケールアップ・スケールダウン 。
リソースが足りなければ、ほんの数分でサーバーのキャパシティを増やせます。CPU、RAM、SSD、ファイアウォール、負荷分散装置などを追加できます。使った分だけしか料金を請求されませんから、全く新しいパッケージへのアップグレードを強いられることはありません。
特長や機能について詳しくは
Kamateraの詳細レビュー をご覧ください。
FastCometのホスティングサービスはすべてFastCloudで動作しています。無料バックアップ、無料ドメイン移管、エクスプレス移転サービスなどの追加特典があるのが魅力的です 。共用プランには45日返金保証、VPSサーバーには7日間返金保証が付きます。
FastCometのクラウドVPSプラン 1 はフルマネージドなのでセットアップからアップデート、バックアップ、アップグレードなどすべてお任せできます 。プランのリソースは固定されていますが、毎月の制限を超えてしまっても追加料金を請求されたりサービスが停止してしまう心配はありません。頻繁に帯域を超過しているとプランをアップグレードするようアドバイスされます。
特長
クラウド共用またはクラウドVPSホスティング 。
FastCometは誰にでも役立つクラウドホスティングサービスを提供しています。利便性より価格を優先したい場合、共用クラウドプランがおすすめです(後からVPSにアップグレードできるので安心して利用できます)。また、専用クラウドホスティングもあります。
RocketBoosterによる最適化 。
クラウドサーバーはスピードを最速にするために自動で最適化されますが、FastCometは独自の最適化構成としてRocketBoosterも提供しています。静的・動的キャッシング、LiteSpeedなどが含まれます。これにより、アクセス数がどんなに増えても高速でサイトをロードできます。
24時間年中無休の優先サポート 。
クラウドVPSプランを選ぶと、助けが必要な時にいち早く対応してもらえます。時間帯によらずいつでも素早く回答してくれますし、ライブチャット、チケット、電話で問い合わせられるのも便利です。FastCometのカスタマーサポートは英語のみですが、チャットには翻訳機能が搭載されているので日本語でやり取りできるかもしれません。サポートではハッキング被害の修復、サードパーティのソフトウェアのサポートとアップデート、バックアップからコンテンツやデータベースの無料復元サービスなどがあります。
最大6か月間無料でホスティング 。
他のホスティングサービスのプランを利用中だけどFastCometに移転したい、利用しているプランが数か月残っている。そんな場合はFastCometのエクスプレス移転サービスを選ぶと、無料ホスティングを最大6か月利用できます(共用クラウドプランのみ)。ただし、6か月間無料になるのは3年プランだけで、1年・2年プランでは最大3か月、1か月プランでは最大1か月となります。
スピードテストの結果は
FastCometの完全レビュー をご覧ください。
この記事でご紹介したほかのホスティングサービスほどはカスタマイズできませんが、InterServerは安いのが魅力です 。また、高度なセキュリティ対策もあり、専用のバックアップシステムではバックアップが暗号化され、使いやすい復元ツールもあります。
InterServerのクラウドホスティングプラン はWindowsとLinuxのクラウドVPSがあり、WordPressクラウドホスティングも利用できます 。稼働率99.9%保証もありますが、サービス品質保証にはそれ以上ダウン状態だった場合にどのように埋め合わせてくれるのか明記されていません。
特長
価格が手頃 。
InterServerの最大の魅力は低価格だということです。クラウドVPSサーバーはRAMは2GB、SSDは30GB、データ通信量は2TBで、価格はGoDaddyやInMotion Hostingなどの共用レンタルサーバーと同じくらいです。
無料移転サービス 。
他のホスティングサービスを利用している場合、InterServerが新しいクラウドサーバーに無料でサイトを移転してくれます。移転サービスは24時間年中無休で利用できます。
WordPress VPS最適化 。
WordPressだと場合によってはサイトが遅くなってしまうこともあります。WordPress VPSプランでは構成済みのキャッシングプラグイン、NGINXとFastCGIを活用したサーバーで高速通信を確保できるので安心です。
Webuzo 。
Webuzoはあまり知られていませんが、安く簡単にクラウドサーバーを管理したり、WordPressなどのアプリをインストールできるSoftaculousのようなサービスです。独自のコントロールパネル付きなのでcPanelやPleskの費用は掛かりません。まったくの初心者には一番おすすめです。ただし残念ながらWebuzoは日本語では利用できません。
パフォーマンス検査の結果や詳しい情報は
InterServerの詳細レビュー をご覧ください。
Scala Hostingは知名度が低いですが、本当に素晴らしいサービスです。普通の共用レンタルサーバーだけでなく、マネージド・アンマネージドのクラウドVPSホスティングプランがあります。
アンマネージドプランはかなり基本的なもので、cPanelライセンス、バックアップ、Softaculousなどのワンクリックインストーラと言ったアドオンを追加してしまうと高価格になります 。
Scala HostingのマネージドクラウドVPSプラン はcPanelではなく独自のSPanelというコントロールパネルを採用していて、VPSホスティング専用に設計されています 。Scala Hostingによると、独自コントロールパネルの方が安全で、サイトをスピードアップするのに役立つそうです。バックアップと復元システムがあり、無料のLet’s Encrypt SSL、NGINXとLiteSpeedによるスピード最適化が含まれます。残念ながらSPanelは英語とブルガリア語にしか対応していないので日本語では利用できません。
特長
SShield Securityで対策 。
このオリジナルセキュリティパッケージはScala HostingのマネージドクラウドVPSプランすべてに含まれています。サイトへの不正な通信や攻撃の99.998%をブロックでき、ハッカーがあなたのサイトをターゲットにした場合に自動で通知が届きます。SShield SecurityはクラウドVPSサービスのサイトをすべて保護できるので、たくさんのサイトをホスティングしている場合もまとめて対策できます。
SWordPressマネージャー 。
追加で対策したい場合、Scala Hostingは独自にWordPressマネージャーを実装していて、WordPressの脆弱性を補っています。SWordPressマネージャーは自動アップデートを有効にし、WordPressセキュリティロックを提供し、クローン作成、ステージング、バックアップツールが含まれます。
ワンクリックでスケールアップ・スケールダウン 。
Scala HostingならいつでもワンクリックでクラウドVPSサーバーをアップグレード・ダウングレードできます。ビジネスの成長に合わせてストレージ、CPU、RAM、帯域を追加でき、使っていない場合は減らすことも可能です。
SSH・HDDストレージ 。
SSDの方が圧倒的に高速ですが、HDDの方が安いですね。Scala Hostingではストレージを選べるので2種類のストレージの特長を生かして予算に合ったプランを作ることができます。例えば、OSとデータベースはSSDに、ファイルはHDDに分割して保存することも可能です。スピードを妥協せずに、より効率的なセットアップを実現できます。
詳しくは
Scala Hostingの完全レビュー をご覧ください。
Google Cloud Platform(GCP)、Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azureは特徴が似ているので1つにまとめてご紹介します。
すべて無料プランがあり、クラウドホスティングがニーズに合っているか迷っている場合に役立ちます。また、予算が全くない場合も便利です 。
この3つのサービスは誰でも聞いたことがあり、比較的人気があります。名前を聞いたことがあるからという理由で選ぶ人が多いようですが、専門のクラウドホスティングプロバイダと比べると品質は素晴らしいと言えませんし、
サービスやサポートは決して理想的ではありません 。しかし
Cloudwaysのフルマネージドホスティングサービス をGCPまたはAWSと併用すると利用体験を大幅に改善できます 。
Google Cloud
充実した無料トライアル 。
Googleのクラウドプラットフォームは最初の12か月間は300ドルをクラウドサーバーの構築に利用できることが最大の魅力でしょう。もちろん、利用するにはクレジットカードが必要ですが、12か月たって解約し忘れても自動で料金を請求されることはありません。
永久無料プラン 。
簡単なWordPressサイトを作りたいだけなら、GCPの無料プランでもF1-microインスタンスを1つ使えるので十分な処理能力とストレージがあります。しかし制限は厳しい方でしょう。
アマゾンウェブサービス(AWS)
12か月間無料のEC2サーバー 。
リソースは制限されていますが、無料プランで足りなくなったら有料プランにいつでもスケールアップでき、永久無料プランもあります。
稼働率99.9%保証 。
無料プランでは保証はありませんが、他のプランでは稼働率が99.99%を下回るとAWSアカウントにクレジットが付きます。
Microsoft Azure
無料サービスを12か月使える 。
新規登録すると最初の12か月間は多彩なクラウドコンピューティングサービスを無料で活用できます。また、Azureは他にも25種類のサービスを永久に無料で利用でき、無料アカウントでWindowsとLinuxの仮想サーバーを作ることも可能です。
サービスは100種類以上 。
Microsoft AzureはAI(人工知能)を含めありとあらゆるクラウドサービスを使えることが特徴です。本当にたくさんのサービスがあるので、必要なのはどれか見極めるのが大変かもしれません。
共用ホスティングパッケージとパフォーマンスが素晴らしいことで有名なSiteGroundはクラウドホスティングサービスも提供しています。フルマネージドなので安心です。
SiteGroundのクラウドホスティングプラン は安いとは言えませんが、技術的な部分を任せられる簡単なクラウドホスティングを利用したいのであればこのホスティングサービスがおすすめです。
SiteGroundはSite Toolsというカスタムコントロールパネルを用意しています(英語、スペイン語、イタリア語のみ)。共用ホスティングプランと同じコントロールパネルです。
すでにサイトが完成している場合はサポートチームがほんの数時間で新しいクラウドサーバーに無料で移転してくれます 。サイトを中断する必要はありません。毎日バックアップが行われ、クラウドプランでホスティングされている全ドメインに無料SSL証明書が自動でインストールされます。
特長
サブアカウント 。
代理でサイトを作成して、クライアント用のコントロールパネルも用意したいということもあるでしょう。カスタマーエリアの画面でいくつでもホスティングアカウントを作成できます。SiteGroundは全クラウドプランで可能です。また、この機能を活用すると、お客さんのアカウントを作成できるので、ビジネスの様々な部分を分けられます。
簡単にスケールアップ 。
vCPU、RAM、SSDをアカウントに追加するのも簡単です。また、自動スケーリングオプションもあり、アクセス数が急増した時に自動でリソースを追加できるのはとても便利です。一番必要な時にリソースが足りなくなる心配はありません。自分で上限を設定できるので超過料金がないのも安心です。
率先してセキュリティ対策 。
SiteGroundはリスクが見つかった時に、ソフトウェアデベロッパーがパッチをリリースするのを待たないサービスです。社内にセキュリティ専門家・デベロッパーチームがいるので、セキュリティリスクが発見されると独自にパッチを作成してデプロイしています。
自分でクラウドを構成 。
SiteGroundは構成済みのクラウドホスティングパッケージ(エントリー、ビジネス、ビジネスプラス、スーパーパワープラン)がありますが、ニーズにピッタリ合うようにクラウドパッケージを構成することもできます。
長所と短所について詳しくは
SiteGroundの詳細レビュー をご覧ください。
A2 HostingのクラウドVPSプラン はこの記事でご紹介した他のホスティングサービスほどはパワフルではありませんが、エントリーレベルとしてはおすすめです。クラウドホスティングはアンマネージドなので構成や管理はやや難易度が高めですが、
DigitalOcean の利用体験よりは断然良いと思います。
CentOS、Debian、Ubuntu、FedoraなどLinuxベースのOSから選択できます 。A2 HostingはWindowsサーバーオプションを廃止しているのでWindowsサーバーが必要ならKamateraなどを検討しましょう。
特長
低コストのクラウドVPSプラン 。
A2 HostingのエントリーレベルのクラウドVPSプランはリソースが少なめですが(詳しくは下をご覧ください)、A2 Hostingの共用レンタルサーバーと同じくらいの価格でクラウドホスティングを始められます。
いつでも返金保証 。
A2 Hostingのクラウドホスティングに満足できなければいつでも返金を請求できます。返金保証期間はありません!リスクなしで使えるのでA2 Hostingはクラウドホスティングに切り替えるべきか迷っている方にピッタリです。
Turboサーバー 。
追加料金を支払うとターボサーバーをクラウドホスティングプランに追加できます。A2 Hostingによると他社のクラウドサービスと比べ20倍素早くページをロードできるそうです。(この主張を独自に検証することはできませんでした)。
柔軟なクラウドサーバー 。
A2 Hostingはセールスページで構成済みのプランを紹介していますが、チェックアウトの段階ではクラウドサーバーを自由に構成できます。SSD、vCPU、RAM、サーバーロケーション、OS、コントロールパネルのライセンスを選択できるのです。また、いつでもアップグレードできるのも便利ですね。
このホスティングサービスについて詳しくは
エキスパートによるA2 Hostingの完全レビュー をご覧ください。
Hostwindsは固定されたクラウドホスティングプランしか提供してないので、登録時にリソースを自由にカスタマイズできるわけではありませんが、後から必要に応じてリソースを追加できます。
稼働率は99.99%と約束していますが、保証ではなく、停止時間があった時に埋め合わせしてくれません 。Hostwindsのサーバーが原因で停止時間が発生したと思ったら、調査をリクエストする必要があります。
クラウドサーバーのOSはCentOS、Ubuntu、Debian、Windows Serverなどの選択肢があります(Windows Server 2019は未対応)。Hostwindsのベーシッククラウドサーバープラン
は低価格ですが、もっと処理能力が高いサーバーが必要だと高価格になってしまいます 。
特長
構築とスケーリングが速い 。
Hostwindsはクラウドサーバーを素早く構築してくれます。さらに、ほんの数秒でサーバーにリソースを追加することもできます。
無料移転保証 。
既存のサイトを新しいクラウドサーバーに移転したい場合、妨げなくスムーズに移行できるようにテクニカルチームが移転計画を作ってくれます。移転の各段階で確認と品質管理が行われ、利用者が100%満足するまで完了したとは見なされません。
支払いオプションが充実 。
1、2、3年分のクラウドホスティングを前払いするか、毎時の使用量に応じて定期支払いにすることもできます。
エンタープライズファイアウォール 。
不正な通信や攻撃からクラウドサーバーを保護するために、コントロールパネルからエンタープライズファイアウォールをセットアップできます。独自にセキュリティルールを設定できるので、ニーズに合ったファイアウォールにできます。
詳しくは
Hostwindsの詳細レビュー をご覧ください。
一番安いクラウドホスティングを選ぶべき?
クラウドホスティングサービスを選ぶとき、一番安いプランを選びたいと思ってしまいますが、価格で選ぶことにはデメリットもあります。安くて基本的なクラウドホスティングサービスだとお財布に優しいのは事実です。しかし、専門サービスと比べると妥協点がありますし 、後になって質が良いプロバイダに移転する羽目になるかもしれません。
おすすめのサービス
よくある質問
おすすめのクラウドホスティングは?
どのクラウドホスティングが一番かというのはニーズ、予算、マネージドホスティングが必要かによります。FastComet はマネージドクラウドホスティングプロバイダとしては素晴らしいでしょう。また、Liquid Web のプランより低価格です。クラウドホスティングが適しているか迷っているのであれば Kamatera は30日間無料トライアル(クレジットカード不要)があり、従量課金制なのでお得です。
クラウドホスティングや共用レンタルサーバーより良いのですか?
はい。クラウドインフラの性質により、クラウドホスティングはパフォーマンス、安定性、セキュリティの点で共用レンタルサーバーより優れています。共用レンタルサーバーだと、サイトの速度は同じ物理サーバーでホスティングされているサイトのアクセス数が急増した場合に悪影響があります。一方、クラウドホスティングだと通信量が急増してもクラウドに多数のサーバーがあるので対応しきれるのです。
デメリットとして、クラウドホスティングは共用レンタルサーバーより高価格です。予算が厳しいのであれば FastComet などの共用レンタルサーバーに加入すると良いでしょう。CloudLinux OSを採用してクラウドインフラと似たような環境になっているため、サーバーの負荷が上がり過ぎません。当サイトの検査でも高パフォーマンスが記録されています。 .
詳しくはおすすめのホスティングプロバイダ の記事をご覧ください。
クラウドホスティングとVPSの違いは?
クラウドホスティングとVPSホスティングはパフォーマンスを重視して設計されています。主な違いはクラウドホスティングは様々な場所に複数のサーバーを配備しているのに対して、VPSホスティングは1つの物理サーバーで構築されていることです(故障の可能性があり、パフォーマンスの変動があります)。詳しくはクラウドホスティングとVPSホスティングの違い の完全ガイドをご覧ください。
Liquid Web や Kamatera などは2種類のホスティングの長所を組み合わせたクラウドVPSホスティングを提供しています。
クレジットカード不要の無料クラウドホスティングは?
クレジットカード不要で使える無料クラウドホスティングはありますが、サービス内容がかなり制限されている傾向があります。また、無料クラウドホスティングだとマネージドクラウドホスティングなどを利用するより技術的なノウハウが必要です。Google Cloud 、アマゾンウェブサービス、Microsoft Azureなどのサービスは最大12か月間無料でホスティングを利用できます。他におすすめのサービスは2024年におすすめの無料クラウドホスティングサービス をご覧ください。また、クーポンページで最新の割引情報もご覧になれます 。