個人サイト向けレンタルサーバーおすすめ7選│簡単! 2024年

ほとんどの場合、共用レンタルサーバーのエントリープランでも、小規模な個人サイトは十分運用できます。ただ、プランに不要なツールを盛り込んで料金を釣り上げる事業者も存在します。

例えば、サイトで商品を販売するつもりがないのに、eコマース機能や高度な開発者向けツールに余計なお金を支払うのは避けたいですよね。

この記事では、多数のレンタルサーバーを試し、コストパフォーマンスが高く、個人サイトを始めるのに必要な便利ツールが豊富な格安サービスを選びました。初めてのブログを作成したり、ポートフォリオサイトを構築したり、ネット販売に挑戦したり。本記事で紹介するレンタルサーバーなら、すぐにサイトを立ち上がることができます。

個人サイト用レンタルサーバーの選定ポイント

この記事では、業界で最も手頃なレンタルサーバーを数週間かけて検証しました。評価項目は次のとおりです。

• 料金。個人サイトに多額のコストをかけるのは避けたいものですが、サービスの質も妥協できませんね。本記事で紹介するレンタルサーバーは格安でありながら、エントリープランのコスパは抜群です。
• ワンクリックインストーラ。WordPressの設定であれ、個人サイトに新機能を導入するのであれ、ワンクリックインストーラがあればすぐに完了します。
• ウェブサイトビルダー。ホームページを作成したことがなくても、サイトビルダーを利用すればおしゃれなサイトを一から構築できます。WordPressのインストールだけでなく、この記事で紹介するホスティングサービスのサイトビルダーは多数のテンプレートが用意されていて、初心者でも操作しやすいインターフェースです。コーディングなしで個人サイトを作成できます。
• ステップバイステップガイド。WordPressの設定からドメインの接続、サイトの作り方まで、ヘルプセンターにあらゆる話題のサポート記事が掲載されています。本記事のレンタルサーバー事業者のガイドやチュートリアルは優秀です。
• 手厚いカスタマーサポート。助けが必要になった場合、プロが助けてくれるのは安心感がありますね。検証では実際にサポートチームに問い合わせ、迅速かつ親切に対応してくれるかどうか、知識が豊富かどうかを確認しました。

個人サイトを自作する場合、おすすめのレンタルサーバーはこちらです。

1. InterServer：どんな個人サイトも1つの共用レンタルサーバープランで運用1

InterServerの共用レンタルサーバープランはたった1つで、手頃な価格です。スタンダードプランのストレージ容量と帯域幅は無制限で、使いやすい機能が充実しています。

また、レンタルサーバーとしては珍しく、InterServerは月払い制です。他社の場合、複数年契約に登録しなければ割引が適用されませんが、駆け出しの段階ではInterServerのシンプルで安い月額課金のほうが理にかなっているかもしれません。

WordPressで個人サイトを構築する場合も、ほかのCMS（コンテンツ管理システム）を利用する場合も、InterServerでアカウント登録して作業を開始するのは非常に簡単です。WordPressの自動更新とバックアップもプランに含まれます。無料でこれらの作業を行ってくれるレンタルサーバーはほとんどありません。

特徴

• 400以上のスクリプトのワンクリックインストーラが使える。Softaculousは、WordPressをはじめとする人気CMSやその他の便利なプラグインをインストールするのに役立つツールです。例えば、個人サイトにフォトギャラリーを追加したい場合、Softaculousを開き、Piwigo（または似たようなスクリプト）をインストールするだけです。
• SitePadサイトビルダー。WordPressを使いたくない場合、選択肢はほかにもあります。InterServerのスタンダードプランではSitePadサイトビルダーが利用可能です。シンプルなドラッグ&ドロップインターフェースで、数十のテーマから選べます。
• メールは無制限。スタンダードプランを選んだ場合、メールサーバーに追加料金はかかりません。独自ドメイン名を含むメールアカウントをいくつでも作成でき、InterServerに内蔵されている迷惑メール対策も利用できます。
• セキュリティ対策はお任せ。InterServerはサイトの安全を守ってくれます。ウェブアプリケーションファイアウォール、マルウェアスキャナ、メール保護などを含むセキュリティスイート「InterShield」が全プランに付いてきます。サイトがハッキングされたとしても、InterServerのテクニカルチームが対処してくれるので安心です。

機能全容はInterServerの完全レビューをご覧ください。

2. Hostinger：共用レンタルサーバーの長期プランが一番安い1

予算が限られている場合、一番検討したいのはHostingerです。3年または4年プランの価格は業界平均よりはるかに安いレンタルサーバーで、更新時も非常に安いです。訳ありでは？と思いますよね。

同僚が3か月にわたってHostingerを検証したところ、そうではないことが分かりました。Hostingerは速度も安定性も業界トップクラスで、プランの仕様も大満足です。

InterServerと違い、Hostingerのエントリープラン「Single Shared Hosting」のサイト数、ストレージ容量、帯域幅は無制限ではありませんが、ストレージ容量は10GBで帯域幅は100GBですから、大半の個人サイトは十二分のはずです。「動画や高画質画像が多いサイトを運用したい！容量がもっと必要！」そんな場合は2つの上位プランのうち1つに簡単にアップグレードできます。

使いやすさについて、HostingerならWordPressを簡単にインストールでき、始めるのに役立つツールも充実しています。

特徴

• よりシンプルなコントロールパネル。従来的なcPanelではなく、Hostingerは独自のコントロールパネルを採用しています。必須機能がすべて揃っていて、すっきりした操作しやすいインターフェースです。
• ページの表示が非常に速い。Hostingerは当社が試した共用レンタルサーバーのなかで最速です。すべてのパフォーマンステストで優秀な結果となり、ページの平均読み込み時間は1.56秒でした。
• 充実したヘルプセンター。カスタマーサポートの対応はそれほど速くありませんが、Hostingerのガイドやチュートリアルはきちんと整理されていて、アカウント登録やサイトのデザイン方法などの手順を分かりやすく解説しています。
• 1年目はドメインが無料。Hostingerなら、ドメイン取得のコストはかかりません。

HostGatorについて詳しくは完全レビューをご覧ください。

3. A2 Hosting：リスクなしのレンタルサーバーで、優れたセキュリティ機能も1

A2 Hostingの共用レンタルサーバーは比較的安価でありながら、稼働率が高く、スピードが安定していることで知られています。

A2 Hostingの魅力の1つはTurboサーバーですが、上位プラン「Turbo Boost」と「Turbo Max」でしか利用できません。個人サイトにはオーバーでしょう。しかし、有料コンテンツを掲載したりオンラインショップを展開したりするなど、サイトで稼ぎたい場合はお金を投じる価値があるかもしれません。

単純なサイトにはStartupプランで十分です。ストレージ容量は100GB、帯域幅とメールは無制限となっており、A2のセキュリティスイートと独自のWordPress用最適化機能が含まれます。

特徴

• 多目的のアプリインストーラ。A2のインストーラには、12以上のコンテンツ管理システムが含まれます。特に気に入ったのはWordPress+Elementorパッケージです。Elementorはドラッグアンドドロップインターフェースを提供するWordPressプラグインで、WordPressサイトを構築しやすくなります。
• A2の最適化されたアプリ。WordPressはさまざまな種類のサイトに適していますが、デフォルトではパフォーマンスとセキュリティに最適化されていません。A2 Hostingなら、設定は不要です。アカウントにログインした時点でWordPressは最適化されています。
• 無料セキュリティツールとSSL。いまや必須のSSL証明書はA2 Hostingの全プランに無料で含まれます。セキュリティスイート「Perpetual」はハッカーやその他のオンライン脅威からサイトを守ってくれます。
• いつでも返金保証。レンタルサーバーを使い始めて30日が経っても、契約期間の残り期間分の料金を返金してもらえます。いつ解約しても、A2なら損をしません。

機能全容はA2 Hostingの完全レビューをご覧ください。

4. HostPapa：初心者向けの共用レンタルサーバーで、サポートがすばらしい1

以前と比べ、ホームページ作成のハードルは下がっていますが、だからと言ってトラブルが発生しないわけではありません。サイトを初めて立ち上げる場合、HostPapaのような初心者向けレンタルサーバーが最適です。

問題が発生した場合、何が原因なのか分からないのに自力で解決しようするより、ライブチャットでプロに相談できたほうが時間を節約できますよね。

HostPapaのスタータープランは比較的手頃で、スタンダードな機能が揃っています。ストレージ容量は100GBとかなり多く、ドメインは1年間無料で、Softaculousワンクリックインストーラが利用でき、メールアカウントを100個作成できます。

HostPapaのプレミアムサイトビルダーも含まれ、数十個のテーマから選べます。無料で作成できるのは2ページまでとなっており、それ以上のページを作成するには有料版へのアップグレードが必要です。

特徴

• クイックスタート・ウィザード。HostPapaはサイト作成を支援してくれます。ドメイン接続やサイトの初期設定などの重要な作業をクイックスタート・ウィザードが案内してくれるので、安心して作業を進められます。
• 動画チュートリアル。HostPapaのヘルプセンターは充実していて、初心者向けに設計されています。動画チュートリアルでほとんどの作業を説明しているので、初めてでも簡単にサイトを作成できます。
• 優れたカスタマーサポート。トラブルが発生した場合、PapaSquadが迅速かつ詳しく回答してくれます。ライブチャット、チケット、電話での問い合わせが可能です。
• プロが1対1で相談に応じてくれる。新規利用者は、HostPapaエキスパートと30分間のトレーニングセッションを受けることができます。HostPapaのダッシュボードの使い方、サイトの構築やセキュリティ対策など、幅広い話題について話し合えます。

機能全容はHostPapaの完全レビューをご覧ください。

5. SiteGround：個人サイト向けの手頃なマネージドWordPressプラン1

WordPressで個人サイトを構築したい場合、SiteGroundで始めると良いでしょう。SiteGroundのマネージドWordPressプランは多機能で、通常のホスティングプランと同価格ですから、予算が限られている場合にピッタリです。

SiteGroundはGoogle Cloud Platform（GCP）を採用しているため、優秀な表示速度と稼働率が期待できます。自分のブランドを象徴するオンラインレジュメやポートフォリオサイトなどには特に重要です。

スキルレベルを問わず、SiteGroundは非常に使いやすいのもポイント。始めてアカウントにログインする際、WordPressスターターウィザードを有効化すれば、サイトの初期設定をステップバイステップで案内してくれます。

特徴

• Site Tools。SiteGround独自のコントロールパネル「Site Tools」は初心者にピッタリです。重要なツールはダッシュボードの左側のメニューに整理されています。ここでは、ドメイン、メール、WordPressのインストール、サイトの統計情報、スピードの最適化、SSL証明書などが見つかります。
• マネージドWordPress。チェックアウトの時点でWordPressとインストールとスピードの最適化が完了しています。また、WordPressの更新は自動的に行われ、WordPress専用のサーバースタックとなっているほか、複数のプレミアムテーマが利用可能です。
• WordPress専門サポート。ほとんどの場合、レンタルサーバーのテクニカルサポートはプラットフォーム自体の問題しか応じてくれませんが、SiteGroundはWordPressのデバッグも支援してくれるため、WordPressを運用したことがない場合に頼りになります。
• 毎日の自動バックアップ。エントリーレベルのStartUpプランでも、サイトのバックアップが自動的に行われるのは安心ですね。何らかの理由でデータが失われた場合、SiteGroundがすぐに復元してくれます。

SiteGroundについて詳しくは完全レビューをご覧ください。

6. GoDaddy：幅広いオンラインサービス1

GoDaddyは「サイト関連サービスを簡単に一元管理できるようにしたい」というユーザーにおすすめです。ウェブホスティングからドメイン取得やメールまで、GoDaddyは個人サイトの作成・公開に必要なものをすべて提供しています。

GoDaddyのデメリットは、他社が無料で提供している一部の必須機能が有料であること。例えば、エントリーレベルのエコノミー共用レンタルサーバープランに無料SSL証明書やセキュリティ対策、ウェブサイトビルダーは含まれません。

WordPressでサイトを構築する場合、ベーシックWordPressホスティングプランのほうがおすすめです。価格は若干高くなりますが、基本的なセキュリティ対策とサイトのバックアップが含まれ、数千個のGoDaddy製WordPressテーマが使えます。

特徴

• すっきりしたインターフェース。GoDaddyのダッシュボードは整理されていて使いやすい設計です。重要なオプションが目立つように表示され、すぐに見つかります。また、バックエンドの設定はGoDaddyが行ってくれるため、アカウントに新たなサービスを追加するのは非常に簡単です。
• インストール済みのプラグイン。初めてアカウントにログインする際、Beaver Builder（WordPress用ページビルダー）、Ninja Forms、Contact Widgetsなどの便利なプラグインがインストールされています。
• WordPressサイトが既に構築されている。GoDaddyのWordPressホスティングプランでは構築済みサイトが多数用意されていて、好きなものを選べます。直感的なインターフェースを使ってドラッグ&ドロップで編集できます。
• 「WP101」動画チュートリアル。これもアカウントにインストール済みの便利なプラグインで、約1時間のWordPressチュートリアルを視聴できます。ホームページを初めて作成するWordPress初心者向けです。

GoDaddyについて詳しくは完全レビューをご覧ください。

7. Scala Hosting：格安VPSで、成長中の個人サイトにおすすめ1

Scala HostingのMiniプランは、効果的な個人サイトの作成に必要なツールがすべて揃っていて、比較的安いレンタルサーバーです。ストレージ容量がかなり多く、好きなCMS用のワンクリックインストーラを使うことができ、メールは無制限、ドメインは1年間無料、サイトの安全を確保するセキュリティ機能が複数あるなど、さまざまなメリットがあります。

とは言え、Scala Hostingで一番オトクなのはマネージドVPSです。小規模な個人サイトにVPSは必要ないかもしれませんが、ブログまたはECサイトの人気が高まったとき、簡単にレンタルサーバーをアップグレードできるのは安心感があります。Scala HostingのベーシックVPSパッケージは非常に安いため、ぜひご検討ください。

特徴

• 無料サイト移行。既に個人サイトを運営していて、現在のレンタルサーバーに不満を感じている場合、Scala Hostingのテクニカルサポートにサイト移行を依頼できます。手間がかからず、停止時間も発生しません。
• SShieldでサイトを防御。ハッカーが狙うのは大規模なサイトやビジネスだけではありませんから、小規模なサイトもセキュリティ対策は不可欠です。サイトを常時モニタリングする「SShield」の成功率は現在99.96%となっています。
• ワンクリックでサイトをステージング。大きな変更を加えるとき、「サイトを壊してしまうのでは」と不安になりますよね。変更を適用する前に、Scalaの無料ワンクリックサイトステージングツールで検証しましょう。問題なければサイトを更新して新しいデザインを反映させることができます。
• Cloudflare CDNを使用。世界中のクライアントとリモートで作業する場合、Cloudflareがサイトへの高速アクセスを保証します。CDNはダッシュボードにシームレスに統合されていて、数回クリックするだけで有効化できます。

Scala Hostingの機能一覧は完全レビューをご覧ください。

あなたの個人サイトに最適なレンタルサーバーは？

本記事で紹介したレンタルサーバーはどれも強みがありますから、ご自身のニーズをもとに選びましょう。

初期費用なしのシンプルなレンタルサーバーが欲しい場合、InterServerが一番おすすめ1です。美しいサイトをデザインするのに必要なものがすべて揃っていて、低価格な月払い制です。

パフォーマンスと安定性を重視するならHostingerがピッタリ1でしょう。Hostingerと同じ仕様でより低価格なレンタルサーバーはほとんどありません。

他のレンタルサーバーを検討しますか？個人サイトにおすすめのレンタルサーバーを比較表にまとめました。

よくある質問

1. 個人サイトにはどのレンタルサーバーを使うべきでしょうか？

本記事で紹介したレンタルサーバーはどれも個人サイトの運用に適していますが、選ぶ際はご自身のニーズやスキルを検討する必要があります。

例えば、InterServerは「数年分の料金を前払いしたくないけど、安いレンタルサーバーが欲しい」という方におすすめです。月払い制で、長期プランに縛られません。「予算が限られているけどパフォーマンスは妥協したくない」という方はHostingerも検討しましょう。

他社も検討したい場合はレンタルサーバーのおすすめランキングをご覧ください。

2. 個人サイト用レンタルサーバーは高価格ですか？

そうとは限りません。過去数年で共用レンタルサーバーのコストはどんどん安くなっており、InterServerやHostingerなどのレンタルサーバーなら激安で個人サイトを運用できます。レンタルサーバーを安く利用するには割引クーポン・オトク情報のページをご覧ください。

3. 個人サイトにおすすめのサイトビルダーは？

ニーズによります。できるだけシンプルで安いサイトビルダーを利用したい場合はレンタルサーバーに付帯するビルダーを使うのがベストです。例えば、InterServerのSitePadビルダーは多数のテーマが用意されていて、ドラッグ&ドロップで簡単に操作できます。

WordPressサイトを作成する場合、ElementorやBoldGridなどのWordPressサイトビルダーが必要です。どちらも無料で使うことができ、容易に設定できます。

高級感のあるデザインの個人サイトを作りたい場合、サイトビルダーのおすすめランキングをご覧ください。特にWixは汎用性の高いツールで、テーマを自由自在にカスタマイズしてあなたのブランドを反映したサイトを作り上げることができます。

4. InterServerはブログに向いていますか？

はい。InterServerは安くて非常に使い勝手が良いため、個人ブログや旅行ブログにおすすめです。スタンダード共用レンタルサーバープランでは数回クリックするだけでWordPressをインストールしてサイトを立ち上げられます。WordPressの更新、バックアップ、セキュリティ対策はすべてInterServerにお任せで、自分で行う必要はありません。