ロゴ作成ツール8選│2024年

ロゴはブランドイメージに直結する重要な存在です。ロゴデザインツールは沢山ありますが、どのツールでも良いデザインを作れるというわけではありません。私自身、これまで色々なAIロゴメーカーを使ってきましたが、クオリティが良いものと悪いものでは全然違います。

AIツールは最近山ほど出回っており、無数の選択肢の中から自分に合ったものを探すのは簡単ではありませんね。デザイン性が高いブランドロゴを作れることは勿論、素早く低予算で利用できるものを探したいものです。

そこで、この記事では人気のロゴ作成ツールを徹底検証して、各社が提供するサービスを詳しく調べてみました。その結果、使いやすさとデザイン性において一番優秀なのはWixであることがわかりましたが、あなたのニーズには合っているかも気になるかと思います。この記事では複数の観点から分かりやすくまとめていますので是非ご参考ください！

最高のロゴメーカーを選ぶにあたって注目したポイント

単に各製品を試すだけでは十分な情報は得られません。この記事では、性能性や適合性を踏まえて以下の観点から比較・評価しています。

• コストパフォーマンス。安いだけでなく、コストパフォーマンスが高いことも重要です。この記事では、手頃な価格帯で機能性に優れたサービスを厳選しています。
• インターフェースの使いやすさ。直感的に操作がしやすいロゴメーカーを選びましょう。この記事でご紹介する各ツールは使いやすく、デザイン作成を手早く開始できます。
• デザインが多様で細かくカスタマイズできる。ロゴをデザインする上で柔軟性はとても大事ですね。アイコン、フォントや色が豊富で、ロゴを細かくカスタマイズできるツールを選びましょう。あなたにピッタリのブランドストーリーやスタイルを反映したロゴが作れるはずです。
• エクスポート・フォーマットの種類。ダウンロードや印刷用のエキスポートオプションが豊富であればあるほど、様々なプラットフォームや媒体に対応できます。

1. Wix ロゴメーカー： カスタマイズオプションが豊富でデザイン性に優れたロゴが作れる1

1 Wixは、インターフェースが使いやすく簡単にロゴが作れるのが魅力です。AI機能とカスタマイズ機能を駆使して高品質のロゴを作成できます。いくつか簡単な質問に答えて形やスタイルの好みを指定すると、あなたのニーズに合ったロゴを生成してくれます。なお、気に入ったものが見つかるまでいくつでも生成できます。

Wixが他社と違う点は、細かくカスタマイズができることで、色やフォントの変更、アイコンや図形の追加、要素の調整などが自由自在に可能です。高度なカスタマイズ機能で、あらゆる要素を簡単にドラッグアンドドロップ、回転、サイズ変更できますのでプロのデザイナーでも満足できるでしょう。

Wix ロゴメーカーは、お金をかけずにデザイン性の優れたロゴを作成したい1スタートアップ企業や新規事業に最適なツールでしょう。始めはカスタマイズオプションの多さに圧倒されるかもしれませんが、Wixのカスタマーサポートは充実していますので何かあっても安心です。お手頃価格でデザイン力のあるロゴメーカーをお探しならWixで間違いないでしょう。

注目ポイント

• 高度なカスタマイズ。Wixは、AIロゴジェネレーターだけでなくカスタマイズ機能も充実しています。時間と根気さえあればWixで本当にユニークなロゴを作成できます。
• ブランディングに役立つ連携機能。Wixは名刺やウェブサイトを始めとする様々なプラットフォームでロゴを利用できます。シームレスな連携オプションのお陰で、ブランドのロゴやブランドイメージの一貫性を確保できます。
• 無料のロゴサンプル。無料サンプルを提供しているロゴ作成ツールは珍しいです。サンプルは解像度が低いですが、YouTubeやSNSのプロフィール写真には十分使えるレベルです。
• プロによるロゴデザイン。DIY形式のロゴメーカーを使ったことがない方には敷居が高いかもしれませんが、Wixの場合、追加料金を支払えばプロのデザイナーにロゴ作成を依頼ができます。

プロによるWixロゴメーカーの完全レビューはこちらをご参考ください。

2. Looka：フールプルーフ機能でデザインの失敗を防げる1

1 Lookaは、ダイナミックでクリエイティブなデザインが作れるAI型ロゴメーカーです。AIジェネレーターの性能は期待以上で、レイアウトとアイコンは編集なしの状態でも十分使えるデザイン1でした。デザインのクオリティが高く、気に入ったものが見つかるまで何個でもデザインを生成できるのは嬉しいです。

Lookaの設定手順は、とてもわかりやすく、10分もかからずに素晴らしいロゴが完成しました。ロゴエディタの機能はそこまで充実しておらずカスタマイズには限りがありますが、編集しないでそのまま使いたいと思うかもしれません。Lookaはフールプルーフ機能（失敗を防ぐ機能）が働きますので失敗を防げるのも嬉しいです。わざと要素の配置をずらそうとしましたが、この機能が働いてデザイン崩れを阻止してくれました。

Lookaは、素早くデザインクオリティの高いロゴが欲しいスタートアップや起業家に最適でしょう。

注目ポイント

• アドオンが豊富。Lookaは、ウェブサイトビルダー、名刺デザインツール、様々なプラットフォームにロゴを反映できる便利なソーシャルメディアキットを提供しています。
• 72時間の修正期間がある。大半のロゴメーカーとは異なり、Lookaは購入後72時間、ロゴを無制限に無料で編集できます。私のように購入後に気が変わることが多い方には、本当にありがたいですね。
• ロゴフォーマットが多彩。LookaはSVG、PNG、EPS、PDFなど15種類以上の高解像度なファイル形式を提供していますから、どのような媒体にも使えます。また、様々な色や背景の組み合わせから選ぶことができます。
• ブランドキット。サブスクリプションに加入すると、ロゴデザインにマッチした300種類以上ものテンプレートを始めとするブランドキットが使えます。このキットには、請求書、チラシ、メール署名など20種類のツールが含まれています。

最新のLookaの完全レビューから詳細をご覧いただけます。

3. Tailor Brands：ロゴ作成だけでなくブランディングツールがある1

1 Tailor Brandsは、単なるロゴ制作会社ではありません。使いやすいデザインツールのみにとどまらず、広範なブランディングソリューションを展開しています。

Tailor BrandsのAI型ロゴメーカーは、沢山のアイコンやカスタマイズオプションがあるのも嬉しいです。ロゴ作成だけでなくオンラインマーケティングの機能1も備えた総合的なブランディングツールをお探しの企業や個人に最適でしょう。

よりプレミアムなパッケージに加入すると、名刺デザイン、ソーシャルメディアテーマ、プリントストアなどが利用できます。Tailor Brandsには、おすすめのドメイン名の検索、ビジネスメールの設定、さらに独自のウェブサイト、ブログ、オンラインショップの作成ツールもあります。

注目ポイント

• 「Seen Brands」機能。最終的に出来上がったデザインが気に入らないこともあるでしょう。Tailor Brandsはロゴのバージョン保存ができますので、ワンクリックで簡単に好きなバージョンに戻すことができます。
• ソーシャルメディアとの連携。Tailor Brandsは、すべてのSNSプロフィールにロゴがフィットするようにロゴサイズを自動的に変更してくれます。また、その他SNSマーケティングツールもあります。
• モバイルアプリ。PCに限定せず外出時でもブランディングの作業ができますので、アップデートが多いスタートアップや起業家に最適です。
• シーズンロゴジェネレーター。ホリデーシーズンなどにロゴに一味加えることができます。例えば、クリスマスシーズンにロゴに雪を降らせるなどといったことが可能です。

詳細はTailor Brandsの完全レビューをご参考ください。

4. DesignEvo：無料で柔軟性が高いロゴメーカー1

1 DesignEvoは、この記事でご紹介する多くのロゴメーカーとは異なりAI型ではありません。DesignEvoはAI技術を使用していないロゴ作成ツールで、高性能なロゴエディタと膨大な既存デザインライブラリを備えています。既製のテンプレートとカスタムデザイン機能を使ってロゴ作成できるツールをお探しならDesignEvoがお勧めです。

AI型ロゴメーカーの場合、AIの性能がよくないとデザインがイマイチだったり、自動フィルタリング機能の関係上、素晴らしいデザインが除外されてしまうこともあります。DesignEvoは、自動化された提案に沿ってロゴを生成するよりも、マニュアルベースでブランドに合ったロゴ探したい方に最適でしょう。

注目ポイント

• 膨大なテンプレートライブラリ。DesignEvoには、10,000以上の既製のロゴデザインが用意されています。若干古いデザインもあるものの、これだけオプションがあれば好きなデザインが見つかるでしょう。
• 完全無料プラン。多くのロゴメーカーは作成したロゴのダウンロードは有料ですが、DesignEvoでは（低解像度の）ロゴを無料で作成・ダウンロードすることができます。ただし、無料プランでは著作権は取得できませんのでご注意ください。
• ロゴを一から作成することもできる。スタートアイコンから、自由に要素を追加したり調整したりできます。Photoshopとは異なりますが、時間とデザイン力さえあれば間違いなく満足できるロゴが作れるでしょう。
• オフライン型のPCとモバイルアプリ。利便性を追求するDesignEvoは、オフライン編集とローカルロゴ保存が可能なPC（現在はMacのみ）およびモバイルアプリを提供しています。

プロによるDesignEvoの完全レビューはこちら。

5. Shopifyロゴメーカー（Hatchful）： 素早く無料でロゴが作れる1

1 Shopifyロゴメーカー（Hatchful）はデザインにAIを使用していませんが、素敵なロゴを作ることができます。インターフェースは使いやすく、沢山のテンプレートとウェブ対応のファイル形式を提供しており、無料で利用ができます。

Hatchfulは、デザインのカスタマイズにAI技術を使用する代わりに、無制限に編集・ダウンロード可能なクリエイティブなロゴテンプレートを用意しています。コストをかけず素早くロゴが作れるサービスをお探しの小規模のビジネスや個人に最適でしょう。とはいえ、スケーラブルなベクターファイルには対応していませんので、大きなサイズで印刷したい場合はWixのような上位のロゴメーカーを選ぶのが良いでしょう。

最新のShopifロゴメーカーの完全レビューから詳細をご覧いただけます。

注目ポイント

• 高解像度の無料ダウンロード。Hatchfulでは、無料でロゴデザイン・高解像度でダウンロードできるため、予算が限られているビジネスにとって特に嬉しいツールです。
• 多言語に対応。公式サイトとインターフェースは英語と日本語にしか対応していませんが、Hatchfulではほぼ全ての言語に対応しており多様な言語のロゴをデザインできます。
• 編集とダウンロードが無制限。一度作成したロゴは、何度でも編集や再ダウンロードが可能です。そのため、いつでも柔軟にブランドイメージを微調整することができます。

6. Logo.com：初心者におすすめのAI型ロゴメーカー1

1 Logo.comは、手間を掛けることなくデザインを無制限に生成できます。効率的に様々なロゴを作ってくれるのは良いですが、カスタマイズオプションが限られているため、デザインが独自性に欠けてしまう傾向もあります。ですので、複雑なデザインでなくても良いので、シンプルなロゴを作成したい場合に最適です。

Logo.comはシンプルなデザインを素早く作りたい初心者の方にお勧めですが、自由にカスタマイズができてユニークなデザインが作れるツールを求めている方には物足りないかもしれません。より高度なカスタマイズ機能があるツールをお探しなら、LookaのようなトップクラスのDIY系AIロゴメーカーの方が良いでしょう。

注目ポイント

• シンプルなインターフェース。Logo.comのインターフェースはシンプルで使いやすく、5分もかからずに簡単にロゴ作成できます。
• 無制限のロゴ生成。Logo.comは無限にロゴを生成することができますので（デザインは若干ランダムですが）、様々なデザインの中から選べます。
• 使いやすいフォーマット。デザインを購入すると、汎用性の高いフォーマットのロゴ、名刺テンプレート、ソーシャルメディアグラフィックを含むZIPファイルを取得できます。
• ブランディングツール。Logo.comでは、ブランド名ジェネレーターやウェブサイト作成ツールなど、ブランディングに役立つ様々なツールを提供しています。

詳細はLogo.comの完全レビューをご参考ください。

7. Kreatable：素早く効率的にロゴ作成ができるAI型ロゴメーカー1

1 Kreateableは、様々な業種用のテンプレートを多数提供していますので、最小限のマニュアルインプットで、プロ級のAI生成ロゴを素早く完成できます。

Kreatableは効率的に素早くロゴを作成できますが、あなたが求めるようなデザインを提案してくれない場合もあります。上記の画像を見てもらえばわかると思いますが、「ウェブサイト（website）」や「惑星（planet）」に関連するデザインを一つも提案してくれませんでした。また、高度なカスタマイズ機能もありませんのでデザインは制限されます。

上記のようなデメリットはありますが、スピードを優先し、デザインを多少妥協しても構わないのであれば、Kreatableは便利です。ほんの数分で、どんな言語でも追加可能な見栄えの良いロゴを生成できます。

注目ポイント

• アイコンは300万個以上。要素を自由に変更することはできませんが、Kreatableには膨大なアイコンライブラリがあります。
• 多言語編集。Kreatableの編集ツールは多言語に対応していますので、入力可能な言語であれば、なんでも追加が可能でしょう。勿論、日本語やタイ語などラテン文字に関連しない言語もロゴに追加できます。
• 購入後のロゴ編集。購入後でもロゴを微調整することができます（但し、ブランド名を除きます）。提出したロゴデザインがクライアントのウェブサイトやブランディングと一致していなかった場合など、特に便利です。
• ファイル形式が豊富。PDF、PNG、SVG、その他の形式でロゴをエクスポートできます。

詳しくは、Kreatableの完全レビューをご参考ください。

8. Canva ロゴメーカー：ロゴ以外にも様々な用途のデザインが作れる1

1 AIを使えば必ずしも理想的なデザインを作成できるというわけではありません。Canvaは、AIによる自動生成ではなく、ユーザーが自由にカスタマイズできるテンプレートを大量に用意しています。Canvaのエディタは多機能ですので、あなたのニーズにマッチしたテンプレートを選んで、独自のデザインを完成できます。

何百万ものアイコンがありますので、時間と努力次第でプロレベルのロゴを作ることができます。エディタの使い方を学ぶ必要があるかもしれませんが、テンプレートを効率よく使って、自分で自由にデザインしたい方に理想的でしょう。

注目ポイント

• 無制限に編集できる。無料プランであっても、ロゴは自由自在に編集できます。ロゴを個別に購入する必要はありませんが、無料プランの場合、ダウンロードに制限があります（例：500×500のサイズ制限など）。
• 独自の要素を追加できる。Canvaでは、自分が持っている要素をエディタに追加して自由に使うことができます。なお、この機能は無料プランでも利用可能です。
• デザインツール。エディタの使い方さえ覚えれば、Canvaはロゴを作成できるだけでなく、SNS投稿、チラシ、プレゼンテーション、動画など、様々な用途のデザインを作成できます。
• コラボレーション機能。Canvaは、シームレスに共同作業ができるコラボレーションツールを提供しています。[コラボレーションリンク]から簡単にデザインを共有（編集も可能）できますので、マーケティングチームや共同プロジェクトにとても便利です。

詳しくは、Canvaロゴメーカーの完全レビューをご参考ください。

おすすめのロゴ作成ツールを利用した感想

ロゴ作成ツールは山程あり、毎日のように新しいツールがローンチされていますが、徹底検証と比較を行った結果、おすすめのツールを厳選できました。ここでは、各製品を実際に使ってみてわかったことを簡単にまとめてみました。

シームレスなユーザーエクスペリエンスと多機能なツールをお探しなら、Wix ロゴメーカー1が一番おすすめです。AI型ロゴツールで手頃なプランがあり使いやすく、他社のツールよりもカスタマイズオプションが豊富です。

ロゴ作成の経験がなくても高度なデザインを作成したいならLooka1が良いでしょう。購入後3日間はロゴを自由に修正できるのも大きな魅力です。

ロゴ作成はビジネスにおいて最初の一歩に過ぎません。Tailor Brands1は幅広いビジネスツールを備えていますので、ロゴ作成にとどまらずブランディングもできるツールお探しの方に最適です。

よくある質問

無料でロゴを作成できるAIツールはありますか？

はい、いくつものロゴメーカーが無料プランやサービスを提供しています。例えば、DesignEvoではお金を一切かけずにロゴを作成・ダウンロードできますし、Shopify ロゴメーカー(Hatchful)では高解像度のロゴを無料でダウンロードできます。

どのロゴメーカーが一番カスタマイズできますか？

Wix ロゴメーカーはツールキットが豊富で高度なカスタマイズが可能です。シームレスなユーザーエクスペリエンスとデザインの柔軟性がWixの一番の魅力です。

AIロゴは著作権フリーですか？

必ずしもそうではありませんが、この記事でご紹介したツールで作成したものは著作権フリーです。但し、各サービスの利用規約には必ず目を通しましょう（規約に変更が発生する場合もあります）。

初心者におすすめのAI型ロゴメーカーは？

Lookaは初心者に最適です。ロゴ作成の経験がなくても高度なデザインを作ることができます。また、Logo.comは手間をかけずにデザインできるため、シンプルなデザインを素早く仕上げたい初心者の方におすすめです。